滋賀県議会議員　桐田まこと活動記

　皆さん、こんにちは。
　昨日、平成24年滋賀県の犯罪増加率に関する資料が示されました。
　その内容は、犯罪増加率が全国でワースト1位になったというものです。滋賀県警では、人口の増加が犯罪の増加する背景の１つであると分析しています。
　大津市の東南部地域は、継続的に人口が増加し、特に子どもや高齢者、女性といった犯罪に巻き込まれやすい人口層が増えており、今後もこうした傾向は継続していきます。現状においても、空き巣や子どもや女性を狙った犯罪が起きています。この中で治安維持の前線である交番や派出所の空白区域も多くあり、加えて大津市を管轄する拠点警察者は、大津署と大津北警察署であり、その管轄区域や人口において、点検が必要であると認識します。
　私は、この中で交番・派出所の整備と拠点警察署の人口１０万人一署体制の構築を目標に掲げ、自身の選挙の際にも大津東警察署の整備を強く訴えてきた経緯があります。また東南部地域の瀬田地域や青山地域などは、犯罪の増加が顕著である草津市域と隣接をしていることから、犯罪抑止の観点においても大津市と草津市との連携は不可欠であります。
　京都府においては、平成１５年から警察署の再編整備に取り組み、現状の治安情勢に的確に対応できるように管轄区域の見直し、それに伴う人員配置の検討などを進め、拠点警察署の移転、新設にむけた取り組みが進んでいます。
　現在、警察事務に関する事務権限は滋賀県であり、大津市が直接的に関わることのできない事務になっております。また交番や派出所や拠点警察署の整備には、警察官の増員確保や莫大な予算も必要なことから国の動向も大きく影響します。このことから、その整備は難しいとの指摘もいただきます。しかし私は、市民や地域に対して安全と安心を提供できる拠点警察署の整備は、中核市大津にとり必ず取り組まなければならない政策であると考えます。私は、住民にとり一番身近な政治家である市議会議員として何年何十年かかろうとも大津東警察署の整備に向けて取り組んでいきます。　現状においても大津市東部南部学区で組織されている大津市南部自治連合協議会や各学区においても大津東南部地域を管轄する拠点警察署整備を県に対して要望していただき地域の理解関心も高まっております。私は、無理な事を少しでも可能に近づけて行くのが、政治家の使命である考えます。