受動喫煙問題。

桐田まこと

2013年12月14日 08:42

 皆さん、おはようございます。
 昨日は、総務常任委員会において議案審査を行いました。このうち、議案第192号「大津市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の制定」については、委員会採決の結果、賛成少数により否決となりました。この条例は、任命権者の恣意的な採用を未然に防ぎ、その公平を担保するために、運用について総務省から具体的な方針が示されています。しかしながら、今回の条例については、この運用面において課題があるものと認識し、くわえて、大津市において拙速に制定しなければならない合理的な理由もないことから、私は、反対いたしました。
 
 また、昨日は、議席をお預かりして以来、3年間にわたり、市当局と共に取り組んでいる、瀬田駅前の受動喫煙問題において、私有地内にあった灰皿を地権者の方のご理解とご協力のもとで撤去した、との報告を環境部環境政策課から受けました。
 この問題は、通学する高校生や通院される方々から、利用するバス停の近くに越流してくる、たばこの煙による受動喫煙を改善してほしいという切実な声をいただいておりました。このたび、大きな誘因となってきた灰皿が撤去されたことで、根本的解決に向けて大きな前進となるものと考えます。
 瀬田駅頭で私に思いを伝えてくれた高校生の方々は、すでに卒業されているかもしれません。在学中に解決が果たせなかったことについては、お許しをいただきたいと思います。しかし、あなた方の声によって、後輩の方々の通学環境の大きな改善につながりました。また、周辺のたばこに関する環境の改善にもつながりました。ありがとうございました。
 
 私は今回の経験から、問題を解決していくには、地道な作業や取り組みの積み重ねが、何よりもあきらめない姿勢が大切であることを改めて認識いたしました。
 また、この問題の解決に向けて、3年間にわたり、継続的に対応してくださり、また今後も当該地域で必要な取り組みをしてくださる職員の皆さんにお礼を申し上げます。