校長のことば。

桐田まこと

2012年04月09日 16:46

 皆さん、こんにちは。
 本日は、午前中は瀬田小学校入学式、午後よりは瀬田中学校入学式に参列いたしました。
 暖かさもあり、桜が咲き始め、桜咲く入学式となりました。
 ともどもに校長の式辞の言葉が印象に残りました。
 小学校長は、保護者に向けて「共に悩みながら、共に考えながら子育てをしていきましょう」という旨の言葉を述べられました。
 中学校長は、新入生に向けて「我々と一緒に前へ進んでいこう」という旨の言葉を述べられました。
 学校や教職員の皆さんが保護者の皆さん、子ども達と一緒になって教育に取り組んでいくという強い姿勢を感じました。
 今、教育の場に欠けているのは、教育に対する信頼であり、先生に対する敬意であると考えます。
 教育界や先生が聖職であると言われた時代は、過去の時代です。教育者や先生と言う肩書きだけで信頼や敬意が醸成される時代でありません。信頼や敬意の持たれない先生が、たとえ正しい事を教えていても説得性に欠けるのです。これらの事は、大人は解かります。しかし、子ども達は現時点では解からないのです。そして先生を選べないのです。故に先生自身が思う以上に子ども達の人間形成に果たす役割はとても大きいのです。
 人を教え育てるのが教育の役割です。育てられる子ども達に人を信頼することや尊敬をするという事を身を持って教えくれる先生が今は必要であると強く感じます。
 新入生の皆さん、どうか信頼できる先生に出会い、相談し、ぶつかりながら成長していってください。
 応援している大人は、たくさんいます。伸び伸びと学校生活を過ごしてくれる事を願います。
 本当にご入学おめでとうございました。